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髪質(くせ毛、猫っ毛、細い毛、直毛)の種類によるハゲやすさの違いは?くせ毛はハゲるの?

「髪質によっては、将来ハゲてしまうの?」と気になっている人は多いでしょう。

特に猫っ毛や細い毛などの「くせ毛」は、「ハゲやすい」と言われるようなことがありますが、本当にくせ毛はハゲやすいのでしょうか。

ここでは、くせ毛、猫っ毛、細い毛、直毛といった髪質の種類によるハゲやすさの違いについてお伝えします。

髪質(くせ毛、猫っ毛、細い毛、直毛)の種類によるハゲやすさの違いは?くせ毛はハゲるの?

結論から申し上げますと、髪質が猫っ毛、細い毛、直毛などといった、いわゆる「くせ毛」だからと言って、ハゲやすいわけではありません。

確かに「天然パーマはハゲやすい」と言われることがあります。
ただ、周りに天然パーマの方もおられるはず、みなさんハゲているわけではないですよね。

でも、後天的にくせ毛になったとしたら、注意が必要です。

髪質とハゲと関係について、詳しくお伝えしていきましょう。

髪質(くせ毛、猫っ毛、細い毛、直毛)の種類によるハゲやすさの違いは?

上記でもお伝えした通り、髪質(くせ毛、猫っ毛、細い毛、直毛)の種類によってハゲやすくなるという科学的な根拠はありません。

そのため、くせ毛だからと言って、ハゲやすいというのは都市伝説と言っていいでしょう。

しかし、だからと言って、くせ毛はハゲないと安心しないでほしいのです。

あくまで、「ハゲやすいわけではない」ということであって、「ハゲないわけではない」と言うことなのです。

そのため、くせ毛によってはハゲてしまうこともあります。

特に後天的にくせ毛になったような場合や、「最近、髪質が変わってきたような…」という場合には十分注意が必要なのです。

くせ毛がひどくなったら薄毛になるの?

今までくせ毛ではなかったのに、どんどんくせ毛になってくるというようなことがあります。
このような、後天的なくせ毛の出現は、十分注意が必要なのです。

というのも、くせ毛の原因が、頭皮の状態の悪さによって生じていることがあります。
つまり、くせ毛が薄毛やハゲの始まりになるということが起こり得るのです。

なぜこのようなことが起きるかと言うと、頭皮の環境が悪くなってしまって、毛に十分な栄養が行き届いていないから。

天然のくせ毛の場合には、栄養が行き届いている状態で、パーマのような髪質になるのが特徴ですが、頭皮環境が悪い場合には、栄養状態が悪く、まっすぐ健康的に伸びないのです。

当然のことではありますが、頭皮環境を良くして、髪の栄養状態を整えてやることで、自然にくせ毛も元通りに戻ります。

そのため、「最近、くせ毛になってきた…」という方であれば、薄毛やハゲになる前に、きちんと頭皮ケアを行っておく必要があります。

毛穴の詰まりがくせ毛の原因になる?

後天的にくせ毛になった場合、毛穴が詰まっている可能性があります。

これはなぜかと言うと2つの理由が考えられます。

1つ目に、先ほどお伝えした、髪の毛にしっかりと栄養が届けられていないということ。

頭皮環境が悪くなってしまって、皮脂や汚れなどで毛穴が詰まってしまった場合には、頭皮の血流が悪くなってしまうことがあります。

そのような場合には、毛穴の詰まりを取り除いてやらねばなりません。

2つ目の理由として、毛穴の詰まりによって、毛がまっすぐに育たないということ。

皮脂や汚れで毛穴を塞いでしまうと、毛穴がくせ毛の人と同じような形になってしまい、結果的にくせ毛のようになってしまうのです。

もちろん、頭皮環境が悪くなっているのですから、健康な髪が生えているわけではありません。

そのため、このようなくせ毛の原因は、ハゲや薄毛の原因になってしまうのです。

髪質の種類~ハゲないためのくせ毛対策について

冒頭からもお伝えしている通り、くせ毛のタイプによっては薄毛やハゲになる可能性があります。

そのため、くせ毛の特徴をしっかりとつかんでおき、必要な対策に取り組んでおくことがとても大切です。

ここでは、髪質の種類とその違いについてお伝えし、ハゲの原因になってしまうくせ毛をどう予防していけばいいのかご紹介していきます。

くせ毛(猫っ毛や細い毛など)と直毛の違い

くせ毛と直毛を比べると、断面での形が全く異なることが分かります。

猫っ毛などのくせ毛は断面が楕円になっており、そのために真っ直ぐ生えることができないのです。

細い毛が楕円になっていますが、一般的な直毛と比べて、細くなっています。

そのため、ほかの毛に絡みやすく、ブラッシングで負担をかけやすいために、痛みやすい特徴を持っているのです。

ブラッシングでいつも絡んでいるような場合には、何かしらくせ毛であると考えた方がいいでしょう。

これらのくせ毛の場合、髪の弾力が直毛と比べて弱い性質があるために、髪が痛みやすく、抜けやすいことがあります。

上記において、「くせ毛はハゲるわけではない」と言いましたが、健康的な直毛と比べるとハゲる要素を持っていると考えておいた方がいいのかもしれません。

健康的な直毛の場合、しっかりと水分を吸収する素材となっています。

そのため、なかなかクセが出にくい髪質になっているのです。

ただし、髪質も先端と毛根部分など部位によっては水分の吸収率は異なり、湿気の多い日などにはその違いが顕著になることがあります。

例えば、雨の日や梅雨時期に髪の毛が整わない、と感じるのであれば少しくせ毛の要素を持っている可能性がありますので、やはり頭皮ケアの必要性があると言えるでしょう。

くせ毛対策について

  • 生活習慣の乱れを改善する
  • 栄養バランスを改善する
  • 過度なストレスを避ける
  • くせ毛用シャンプーを活用する

冒頭からもお伝えしている通り、後天的にくせ毛が始まったのであれば、くせ毛対策をしておくようにしましょう。

場合によっては、頭皮環境が悪くなっていることが原因となり、薄毛やハゲの原因になってしまうことがあるのです。

くせ毛対策にはさまざまなものがありますが、まずは根本原因として考えられる…

  • 生活習慣の乱れを改善する
  • 栄養バランスを改善する

この2点の取り組みがとても重要になります。

頭皮環境の乱れは、血流の低下によるものが一番の原因であると考えられますが、その状態を引き起こしているのが「生活習慣」「栄養バランス」の乱れです。

例えば、夜更かしを繰り返すような不規則な生活をしていると、知らないうちに身体に対して悪影響を及ぼしてしまい、頭皮環境まで悪化させてしまいます。

3食をしっかりと食べて、夜更かしをせずに早寝早起きを心がけるようにしましょう。

同様に栄養バランスが悪くなってしまうことも、頭皮にしっかりと栄養を与えることができなくなってしまい、髪の質を低下させてしまいます。

また、過度なストレスを避けることも、頭皮環境を整えるためには重要です。

ストレスは自律神経を乱れさせてしまい、常に緊張状態になってしまうことによって血流量を低下させてしまうのです。

このような取り組みを行っても、なかなか思うようにくせ毛が改善しないのであれば、市販のくせ毛用のシャンプーを活用することもひとつの方法です。

頭皮の毛穴が詰まっていることがくせ毛の原因になってしまいますので、頭皮の環境を直接シャンプーによって改善してしまうのです。

ただし、シャンプー選びには注意が必要です。

洗浄力が強すぎるものを選んでしまうと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥して皮脂の分泌を過剰にさせてしまうことがあります。

そのため、くせ毛対策用のシャンプーを活用するようにしましょう。

髪質はなぜ違うの?ハゲないため毛髪のしくみを知っておこう!

髪は主にたんぱく質でできており、脂質やメラニン色素が含まれています。

一番外側が「キューティクル」、その内側が「コルテックス」、中心部が「メデュラ」の3層構造になっています。

どのような仕組みになっているのかご紹介していきましょう。

キューティクル

髪の一番外側を覆っている部分のことを「キューティクル」と呼んでいます。

外部からの熱や摩擦を守っていますので、髪質には「キューティクル」が大切であることは、みなさんもご存じの方が多いでしょう。

このキューティクルに注目してみると、いくつもの層によって構成されていることが分かります。

この層は、4枚から10枚程度であることが知られており、髪の内部を守る役割を担っています。

キューティクルとキューティクルの間には、脂質であるMEM(18-メチルエイコサン酸)と呼ばれる成分が存在します。

このMEMが髪のまとまりを良くしたり、摩擦を防いだりする働きがあると言われています。

しかし、紫外線やヘアカラー、過度なドライヤーなどによって失われやすい特徴をもっています。

そのため、このMEMを守るためのヘアケアが重要になると考えられています。

コルテックス

キューティクルの内部には「コルテックス」と呼ばれる部分があり、髪の8割から9割はこのコルテックスであることが知られています。

コルテックスは繊維の束によって形成されています。

髪の毛が太い、細いという違いは、このコルテックスによって決まります。

また髪の弾力もこのコルテックスによって違いが出てしまうのです。

先ほどご紹介したキューティクルは手触りによって、その感触を確かめることができますので、どうしても注目の先にはキューティクルがあります。

しかし、実際には頭皮環境に多くの影響を受けているのはコルテックスであると言えます。

そのため、ヘアケアや頭皮ケアはコルテックスのケアであると言っても過言ではありません。

メデュラ

髪のもっとも中心部にあるのが「メデュラ」です。

柔らかいたんぱく質によってできているもので、網目状になっています。

頭皮環境の悪化などによって髪に影響を及ぼしてしまうと、メデュラにも影響を受けてしまうことが知られています。

まとめ

「髪質によってハゲてしまう…」と気になっている人は、ある意味、正解である可能性があります。

必ずしも猫っ毛や細い毛などの「くせ毛」がハゲやすいという科学的な根拠はありません。

しかし、後天的にくせ毛になっているのであれば、頭皮環境の悪化によって生じていることがあります。

そのような場合には、くせ毛がハゲの始まりである可能性があるのです。

  • 生活習慣の乱れを改善する
  • 栄養バランスを改善する
  • 過度なストレスを避ける
  • くせ毛用シャンプーを活用する

などといった対策に取り組んでおくことをおすすめします。

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