育毛剤

市販育毛剤の選び方~注目すべき成分は?発毛剤とは違う?

ドラッグストアや薬局、ネット通販などをみていると、とても多くの育毛剤が市販されています。

その広告をみていると、本当に効果があるように感じられますが、育毛剤を見比べていると、もうどれを選べばいいのか分からなくなってきます。

これだけ多くの商品があるならばそれもそのはず。自分に合ったものがどれなのか、まったく分からないのです。

そのため、正しい選び方について把握しておく必要があります。

ここでは市販育毛剤の選び方について詳しくお伝えします。

市販育毛剤の選び方~注目すべき成分は?

  • 頭皮の血行を促進する成分が入った育毛剤を選ぶ
  • 毛母細胞を活性化させる成分が入った育毛剤を選ぶ
  • 頭皮トラブルを防ぐ成分が入った育毛剤を選ぶ
  • 自身の症状と配合成分が合った育毛剤を選ぶ
  • 長く使い続けられる価格の育毛剤を選ぶ

育毛剤を選ぶポイントとして、上記5つにまとめてみました。

意識しておきたいのは「成分」と「価格」です。

では詳しく1つずつお伝えしていきましょう。

頭皮の血行を促進する成分が入った育毛剤を選ぶ

毛髪の悩みが生じる原因は、頭皮の血行が悪化していることにあります。

血行が悪くなってしまうと、食事で摂った栄養がしっかりと全身に行き渡らなくなってしまうからです。

当然ながら頭皮の血行が悪くなってしまうと、毛髪に必要な栄養素が行き届きにくくなって、健康を損なってしまうようになるのです。

血行が悪くなってしまう原因として、血管が委縮して細くなってしまうことがあります。

そのため、血行を促進させる成分が含まれている育毛剤であれば、頭皮の外からアプローチすることができます。

育毛剤に含まれている血行を促進させる成分には次のものがあります。

  • センブリエキス
  • ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)
  • イチョウ葉エキス
  • エビネエキス
  • Ⅼ‐アルギニン
  • 塩化カルプロニウム
  • オランダカラシエキス
  • サイトカイン
  • ショウブ根エキス
  • セファランチン
  • センキュウエキス
  • センブリエキス
  • チクセツニンジン

毛母細胞を活性化させる成分が入った育毛剤を選ぶ

毛母細胞とは、毛根の毛乳頭部分に存在する細胞で、この細胞が分裂をすることによって毛髪が太く長く成長します。

しかし、何らかの原因によって毛母細胞の分裂が弱まってしまうと、毛髪の成長が弱まってしまい、抜け毛の原因となってしまいます。

そのため、毛母細胞にアプローチすることのできる成分を意識しておくと、育毛効果が期待できます。

毛母細胞を活性化させるために含まれている成分には次のようなものがあります。

  • ステモキシジン
  • t‐フラバノン
  • パントテニルエチルエーテル
  • ペンタデカン酸グリセリド
  • ベンジルアミノプリン

頭皮トラブルを防ぐ成分が入った育毛剤を選ぶ

毛髪の悩みは、頭皮トラブルから生じることも少なくありません。

例えば、フケが大量に発生したり、頭皮にかゆみや炎症を引き起こしたりするようなケースです。

あるいは皮脂が大量発生してベタベタしてしまうようなこともあります。

それらの原因は生活習慣や食生活、睡眠不足、紫外線などさまざまなものが考えられますが、それらの原因を取り除きながら、育毛剤でアプローチしていくといいでしょう。

頭皮トラブルを防ぐ成分には次のものがあります。

  • アスコルビン酸(ビタミンC / ビタミンC誘導体)
  • カシュウ
  • ピリドキシンHCI

自身の症状と配合成分が合った育毛剤を選ぶ

上記で「血行促進」「毛母細胞の活性化」「頭皮トラブル」といった3つのキーワードからご説明しましたが、どの育毛剤でもそれらの成分が同じように含まれているものではありません。

中にはたくさんの成分が含まれているものもありますが、たくさん含まれていれば、それだけ1つの成分の量が少ないとも言い換えることができます。

そのため、いくつか気になる育毛剤を見比べてみて、どのような成分に力を入れている商品なのか注目してみることをおすすめします。

するといくつかの特徴が見えてきますので、その中で最も自身の症状に近いものを選ぶといいでしょう。

長く使い続けられる価格の育毛剤を選ぶ

育毛剤は1,000円~2,000円程度で購入できるものが多いですが、中には高価なものも存在します。

自分自身が育毛剤を続けられる価格のものを選んでおくことも重要です。

というのも、育毛剤は少しずつ血行を促進させ、育毛を促していくことができますが、やはり効果が実感できるまでには半年や1年くらいの期間は必要であると言われます。

仮に育毛剤を1か月に1本使うとして、1000円のものと3000円のものとでは費用の違いは3倍になってしまうのです。

また、育毛剤には1日2回のものと1回のものとがあります。
そのような観点からコスパを比較しておくことも大切です。

自分に必要なのは育毛剤? 発毛剤?その違いを徹底解説

「育毛剤」と同じようなものに「発毛剤」があります。

どちらも同じようなイメージがあるかもしれませんが、含まれている成分は全く異なり、その効果や作用も異なるのです。

つまり、自身に適したものを活用していないと、副作用が生じてしまうことがあります。

ここでは、「育毛剤」と「発毛剤」の違いに着目して、どちらを活用すればいいのかお伝えしていきましょう。

頭皮環境を整えて毛髪を育てる「育毛剤」

「育毛剤」はその字の通り、毛髪を育てることが目的です。

つまり、いま生えている毛髪を健やかに育てるために頭皮の環境を整えて、毛髪に必要なアプローチを行うのが育毛剤なのです。

上記でもお伝えした通り、育毛剤にはさまざまな育毛成分が含まれています。

天然由来成分であるものが多く、安全なものが多く、副作用はそれほど心配ないと言えるでしょう。

効果は穏やかではありますが、毛髪を健康に育てていく作用がありますから、6か月から1年程度は活用するようにしましょう。

ハゲや薄毛から毛髪を生やす「発毛剤」

「発毛剤」はいま毛髪が生えていない部分から、生えてくるようにアプローチするものを指しています。

そのため、ハゲや薄毛が進行した人に対して、使用が適しているものであると言えるのです。

わが国において、市販の発毛剤において発毛成分として認められている成分は「ミノキシジル」です。

それ以外の成分を試したい場合には、医師の診察を受け、治療に取り組む必要があります。というのも、発毛剤は「医薬品」だからです。

効果が高いために発毛を促すことができますが、副作用が起きるリスクも高いことが分かります。

次にお伝えしますが、育毛剤が適しているにも関わらず発毛剤を使ってしまうと、かえって炎症を引き起こすなどの副作用が生じることがありますので注意が必要です。

自分に必要なのは育毛剤? 発毛剤?

そのようにみると育毛剤よりも発毛剤のほうが効果があるように感じますが、上記でもお伝えした通り、症状に応じた使い分けをしなければなりません。

「育毛剤」を使うタイミングとしては、抜け毛が多くなってきたり、頭皮の環境が気になりだしたような、毛髪の悩みの初期段階であると言えます。

それに対して「発毛剤」は、すでに抜け毛が一定程度進行している状態で、M字ハゲや頭頂部ハゲなどが見られる人に対してお勧めするものです。

そのような適性を無視して活用した場合には、頭皮に負担をかけてしまって、頭皮トラブルを招く可能性があるということです。

まとめ

市販育毛剤の選び方について詳しくご紹介しました。

ドラッグストアや薬局、ネット通販などをみていると、とても多くの育毛剤が市販されています。

自身にとって本当に効果がある育毛剤はどれなのか、ご理解いただけたのではないでしょうか。

正しい選び方を把握し、ここでご紹介した市販育毛剤を活用してみてください。

下記のページで注目すべき成分をはじめとして、おすすめの市販育毛剤をお伝えしています。

市販のおすすめ育毛剤ランキング15選~育毛剤の選び方、使い方、副作用を徹底解説

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