育毛剤

育毛剤と発毛剤の違いを徹底解説!成分や効果は?使い方・副作用も違う?

「髪の悩みがあるんだけど育毛剤と発毛剤のどちらを使えばいいの?」

「育毛剤と発毛剤の効果には違いがある?」

髪の悩みを抱えている方の多くは、育毛剤や発毛剤を利用して毛髪の悩みを解決しようとしていることが分かっています。

しかし、実際に育毛剤や発毛剤を活用している人の中にも、その違いを理解せずに活用しているケースが少なくありません。

結論を申し上げておきますと、育毛剤と発毛剤は症状が適していない状態で活用しても、思うような効果が現れないことがあります。

そのため、どのような違いがあるのか、自身はどちらを活用すればいいのか、しっかりと把握しておかねばなりません。

ここでは、育毛剤と発毛剤の違いをさまざまな角度から徹底解説していきます!

育毛剤と発毛剤の違いを徹底解説!成分や効果は?使い方・副作用も違う?

「育毛剤と発毛剤、似たようなものでしょ…」

抜け毛が多くなってきたから何かしら対策をしようと考え、育毛剤と発毛剤の2種類があることに気が付きます。

「どちらを使えばいいんだろう、まあどちらも似たようなものだから…。」

このように安易に考えている人が多いのですが、実は使われている成分は全く異なり、効果や作用も異なっています。

そのため、「これで大丈夫だろう」と使用していても、いつまで経っても効果が現れないといったことがあるのです。

ここでは、「成分」「効果」「使い方」「副作用」にわけて、その違いについて説明していきましょう。

育毛剤と発毛剤の成分の違い

冒頭からもお伝えしている通り、育毛剤と発毛剤は同じように捉えられることが多いのではないでしょうか。

しかし、そもそも成分は全く異なるものが含まれています。

つまり、症状によって適切なものを活用していないと、まったく効果が現れないということもあるのです。

まず、文字でイメージしてほしいのですが、「育毛剤」は毛髪を育てるもの、「発毛剤」は毛髪を発する(生やす)ものであると言えます。

そのため、育毛剤に含まれている成分には、毛髪を健やかに育てるための成分が数多く含まれていますし、発毛剤には毛髪を生やすための成分が含まれています。

育毛剤や医薬部外品に分類されるもので、抜け毛が気になりだしたときや毛髪にハリやコシがなくなったときに有効な天然由来成分が含まれています。

発毛剤は医薬品に該当しますので、治療として活用するためのものです。

含まれている成分も、「ミノキシジル」「デュタステリド」「フィナステリド」といった発毛作用や抜け毛防止を促進させる成分が含まれています。

育毛剤と発毛剤の効果の違い

育毛剤と発毛剤は、含まれている成分が異なりますから、現れる効果も異なってきます。

育毛剤は医薬部外品として分類されているもので、頭皮や毛髪の外部から血行を促して栄養を与え、ハリやコシのある健康的な毛髪に育てる目的があります。

毛髪の健康が損なうと、太く強い毛髪に育てることができなくなります。

また頭皮環境が乱れてしまうことによって、毛髪の健康を損なってしまうこともあるのです。

そのため、育毛剤は頭皮や毛髪の環境を整え、薄毛や抜け毛に対する予防に努めることができるのです。

発毛剤が医薬品に分類されているもので、育毛剤と決定的に違う点は発毛成分であるミノキシジルが含まれている点にあります。

ミノキシジルは唯一の発毛成分として認められているもので、ハゲであるとしても新しい毛髪を発毛させる効果に優れていると期待されています。

毛根の内部にある毛乳頭細分に直接働きかけることができ、毛母細胞を活発化させることによって、発毛を促すことができるのです。

ハゲや薄毛をもとの状態に戻すことを目的としたもので、発毛させたのちも、太く抜けにくい毛髪へと成長させることができると言われています。

育毛剤と発毛剤の使い方の違い

育毛剤と発毛剤は、一般的に頭皮に直接塗布するタイプになっています。

しかし、それぞれに塗布する範囲や使用頻度などが異なっているために注意が必要です。

育毛剤は、頭皮の血流を改善し、環境を整えながら毛髪を育てていきますから、部分的に活用するのではなく頭皮全体に塗布していきます。

シャンプー後の清潔な状態で半乾きにしておき、頭皮全体にマッサージするように塗り込んでいきます。

すると頭皮に浸透しやすくなり、頭皮の血流や環境を改善させることができるのです。

発毛剤は医薬品として定められていますから、用法や用量がきちんと定められています。

早く効果を出すためであるといって、定められている用量よりも多く塗布した場合、効果が出るどころか副作用を生じさせてしまう原因となってしまうことがあります。

そのため、必ず定められた用法や用量は守らねばなりません。

育毛剤と発毛剤の副作用の違い

冒頭からお伝えしている通り、育毛剤と発毛剤は含まれている主成分が異なり、現れる効果、おすすめできる症状など、異なりる部分が多くなっています。

そもそも育毛剤は医薬部外品、発毛剤は医薬品ですから、副作用が異なることもイメージできるのではないでしょうか。

成分が異なりますので、現れる副作用も異なります。

育毛剤はそれほど多くはありませんが、頭皮のかゆみやフケ、赤みといった頭皮トラブルだけではなく、身体のかゆみやかぶれ、発疹といった皮膚トラブルに発展することもあります。

もちろん、多くの育毛剤では安全性を高めるためにパッチテストが行われており、そのほかにもスティンギングテストやアレルギーテスト、放射性物質検査などといった検査が行われているものもあります。

一方で発毛剤は、育毛剤より強い成分が使われていることから、副作用の出るリスクが高いと言えます。

発毛剤に含まれているミノキシジルは、もともと高血圧を治療する血圧降下剤として開発されてものですから、副作用も皮膚トラブルだけではなく、頭痛やめまい、動悸、むくみなどといった症状が現れることがあります。

場合によっては、心臓疾患や腎臓疾患、高血圧症などを基礎疾患として持っている方であれば、重度化するリスクがあるとも言われています。

そのため、気になる方や副作用として疑わしい症状が出た場合には、すぐにかかりつけの医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

育毛剤と発毛剤をおすすめできる人の違い

育毛剤と発毛剤は、症状に応じたものを選ばねばなりません。

育毛剤においては、毛髪を育てることが目的となりますから、「抜け毛が気になってきた」「ボリュームがなくなってきたような…」「毛髪のハリやコシが…」といった、症状におすすめです。

今ある毛髪を大切に育てながら、頭皮状態を整えることが期待できます。

そのため、抜け毛が気になりだした、という人に対して予防する効果も期待ができるでしょう。

ただ、すでに抜け毛が進行しており、ハゲや薄毛が顕著である場合には適していません。

それは「育毛」ではないからです。

一方で、M字ハゲや頭頂部ハゲ、もしくは全体的なボリュームがなくなってきたという場合においては、発毛剤が適しています。

M字ハゲや頭頂部ハゲといった男性に特有のAGA(男性型脱毛症)の症状である場合には、育毛剤ではなく発毛剤を活用しなければ改善がみられることはありません。

このように、自身の症状に照らし合わせてみて、育毛剤なのか、発毛剤なのか判断するといいでしょう。

育毛剤・発毛剤のどちらを使うの?

先ほどもお伝えした通り、「育毛」が目的なのか、「発毛」が目的かによって、どちらが適切なのか判断することが大切です。

その判断材料として、どのような症状が現れているのか確認していけばいいでしょう。

例えば、育毛剤が適しているケースにおいては、「最近抜け毛が多くなってきた気がする…」といった悩みがあります。

抜け毛は健康的な毛髪の人でも生じるもので、一日に50~100本程度は抜け落ちていくことが分かります。

しかし、自身で調べてみると、さらに多くの抜け毛が生じているということであれば、早めに育毛剤を活用することをおすすめします。

また、鏡で自身の頭皮を観察して、頭頂部が明らかに薄くなっていたり、生え際がM字のように後退していたり、全体的にかなりボリュームが落ちているようであれば、ハゲや薄毛の進行が考えられます。

そのような場合には、医師に相談してみて、発毛剤を検討してみるといいでしょう。

育毛剤・発毛剤を使うタイミングは?

育毛剤と発毛剤の違いは理解できたものの、使い始めるタイミングがよく分からないという人も多いのではないでしょうか。

育毛剤は、「育毛」を目的として活用することができますから、予防目的とすることができます。

例えば、ストレスや生活習慣に乱れがあった場合などに抜け毛が気になったのなら、早めに活用しておけば抜け毛予防として期待ができるのです。

抜け毛が起きやすい場合であれば、何か気になる出来事があった場合には、その都度、活用し始めるということもおすすめする活用方法です。

ハゲや薄毛の家族がいて、遺伝が気になるようでしたら、早いうちに使い始めることでも予防になります。

発毛剤にもさまざまなタイプのものが販売されています。

抜け毛が進行してボリュームアップを目指したいということであれば発毛促進が期待できるものを、抜け毛が気になるということでしたら、抜け毛予防にアプローチできるものを選べばいいでしょう。

育毛剤と発毛剤は併用できる?

育毛剤を活用して、今ある毛髪にアプローチしながら、抜け落ちた頭皮からまた発毛させたいと考えた場合、併用したらいいのではないかと考えることがあるかもしれません。

しかし、いかなる場合においても併用することは避けるようにしてください。
これは育毛剤・発毛剤の説明書などにも記載されていることです。

まず、その理由として併用しても効果が高まらないということです。

むしろ成分の吸収を妨げてしまって、本来の効果を発揮できない結果になってしまうことになります。

また、頭皮に負担をかけてしまうことによって、副作用を引き起こすリスクも高まってしまうのです。

育毛剤と発毛剤は同じようなものだと考えがちですが、本来、混ざるはずのない相性の悪い成分もあります。

そのような中でおのおのの適量を活用すると、頭皮にはかなり多くの成分を与えてしまっていることになり、副作用のリスクが高まってしまうのです。

育毛剤と発毛剤の男性用・女性用の違いは?

基本的に男性用は男性の抜け毛や薄毛などのタイプに、女性用は保湿などに務めながら毛髪にアプローチするといったものになっています。

女性で気になる場合には、早く効果を出したいと思って、男性用を選ぶようなことがありますが、これはおすすめできません。

仮に抜け毛が進行している場合でも、男性と女性では進行している原因がまったく異なります。

そのため、うまく効果が現れないというだけではなく、副作用を引き起こしてしまうことも考えられます。

また女性の場合には、ホルモンバランスを崩してしまったり、妊娠や出産に影響を及ぼすこともありますので、必ず適したものを活用しなければなりません。

まとめ

育毛剤と発毛剤の違いをさまざまな角度から徹底解説しました。

「育毛剤と発毛剤のどちらを使えばいいの?」

「育毛剤と発毛剤の効果には違いがあるの?」

髪の悩みを抱えている人からすれば、早く解決したいと思い、より効果の高いものを活用したいと考えます。

しかし、自身の症状に適したものを活用しないと、効果が現れないどころか、副作用が生じてしまうこともあるのです。

そのため、どのような違いがあるのか、自身はどちらを活用すればいいのか、しっかりと把握して活用するようにしましょう。

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