育毛剤

育毛剤って効果ある?働きは?有効成分・使い方・期間を徹底解説!

「育毛剤って効果あるのかな?」

「使ってるけど、本当に効果でてくるの?」

育毛剤が良いと思って使い始めたものの、なかなかすぐに思うような効果が現れないと、このまま使い続けていいのか不安になってしまいますよね。

中には「効果がなかった」といった口コミを発している人もいます。
と思ったら、「髪にハリやコシが出てきた!」と効果を実感している人も少なくないのも事実です。

ここでは、育毛剤の効果について、有効成分から働きをお伝えし、有効な使い方、実感できるまでの期間、副作用などを徹底解説いたします。

育毛剤って効果ある?働きは?有効成分を徹底解説!

育毛剤はドラッグストアや通販などにおいて簡単に購入でき、手軽に育毛に取り組むことができます。

しかし、あまりに手軽に購入できるために、「本当に効果があるの?」と感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

ここでは育毛剤の働きについて有効成分の観点からとらえ、どのような効果が期待できるのかお伝えしていきます。

髪の成長を促進させる

育毛剤には、主に「毛母細胞の活性化を促進させる」「血行促進に働く」といった有効成分が含まれています。

毛母細胞の活性化を促進させる有効成分として、

  • アデノシン
  • アラントイン
  • ペンタデカン酸グリセリド
  • D-パントテニルアルコール
  • ステモキシジン

などといった有効成分が含まれています。

毛母細胞とは毛根にある毛髪を育てるためのもので、その働きが弱まってしまうことによってハゲや薄毛が進行すると言われています。

特に初期段階においては、毛髪にハリやコシがなくなってくることから始まりますので、それらにアプローチできる育毛剤は大変有効であると考えられています。

また、血行を促進させる有効成分も含まれています。よくみられる成分には次のようなものがあります。

  • ナイアシンアミド
  • イチョウ葉エキス
  • 酢酸DL-α-トコフェロール
  • ブドウカルス培養エキス
  • センブリエキス

血行が促進することによって、血液中の栄養をしっかりと毛根や毛髪に届けることができるようになりますので、毛髪の健康を取り戻すことができるのです。

抜け毛を予防する

育毛剤には、抜け毛を予防するために有効な成分も多数含まれています。

  • L-リシン塩酸塩
  • 冬虫夏草エキス
  • オレアノール酸
  • ビオチン
  • ヒオウギエキス

男性の抜け毛にみられる原因は、男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結びつくことによって、悪玉男性ホルモンであるDHTに変換されることにあると言われています。

つまり、このような男性ホルモンの結合や活性化を阻止することができれば、抜け毛を予防することができます。

上記に掲げている有効成分は、男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼの結合を阻止し、DHTへの変換を抑制することができると期待されています。

頭皮環境の改善する

育毛剤には頭皮環境を改善させるための有効成分も含まれています。

「頭皮環境を改善させる」とは具体的に、「皮脂を抑制する」「炎症を抑える」「保湿する」といったものを総合的に取り組むことを指しています。

皮脂を抑制するための成分として、

  • イソフラボン
  • ドクダミエキス
  • カシュウ

などがよくみられ、期待されています。

炎症を抑える成分として、

  • ナイアシンアミド
  • イオン
  • 酸化亜鉛
  • ビワ葉エキス

保湿に有効になる成分としては、

  • アルギニン
  • アロエベラ
  • イノシトール
  • パルミトイルトリペプチド

などといったものが有効であると期待されています。

毛髪は頭皮によって成長していくものですから、頭皮が不衛生であったり、炎症を引き起こしているような状態では育つはずはありません。

そのため、育毛剤ではそれらに有効な成分がしっかりと含まれており、頭皮環境が整うように作られているのです。

育毛剤の効果的な使い方

育毛剤には多くの有効成分が含まれていますが、それらが頭皮に対して良い影響をもたらすには正しい使い方をしなければなりません。

間違った方法を続けていると、どうしても効果的に毛髪に成分を届けることができなくなってしまうのです。

「育毛剤は効果がない」という口コミには、間違った使い方をしていることも多いために、ここでしっかりと使い方を学んでおきましょう。

洗髪して頭皮を清潔にする

育毛剤は、頭皮の汚れを落とした状態で使うことがもっとも効果的です。
そのため、シャンプー後の清潔な状態で塗布することをおすすめします。

シャンプー前であれば、毛根に皮脂が詰まっている状態で、その時に育毛剤を塗布しても、頭皮にしっかりと届けることができないのです。

しっかりと届けるためにはシャンプーするだけではなく、シャンプー後にしっかりと洗い落としておくことも大切です。

シャンプーが残っていると、皮脂を発生させてしまう原因になってしまいますから、育毛剤がしっかりと働かないようになってしまうのです。

洗髪後の髪を半乾き程度に

洗髪後に育毛剤を塗布する場合には、タオルでしっかりと水分を拭き取るようにし、ドライヤーで半乾き程度にしておくといいでしょう。

お風呂場などでシャンプー後すぐに育毛剤を塗布してしまった場合、髪についている水分や汗でで流れ落ちてしまうことがあります。

そのため、毛根に十分に浸透しないことがあるのです。

育毛剤の有効成分をしっかりと毛根に届けるためにも、塗布するタイミングを間違えないようにしましょう。

育毛剤を頭皮全体に浸透させる

育毛剤は気になる部分だけではなく、頭皮全体にしっかりと浸透させるようにしましょう。

上記でもお伝えしている通り、育毛剤には血流を促進させる効果があり、全体に塗布しておけば頭皮全体の血流を改善させることが期待できます。

部分的に塗布しても、その部分だけでは血流をしっかりと改善させることはできません。

頭頂部から塗布をはじめて、前や横、後頭部までまんべんなく育毛剤を直接塗布してください。

また、塗布する量については、説明書に記載されている適量を守らねばなりません。

丁寧に頭皮マッサージを

育毛剤を頭皮全体に塗布することができたのなら、次に丁寧に頭皮マッサージを行うようにしましょう。

頭皮マッサージを行うことによって、育毛剤の有効成分をさらに頭皮に浸透させることができ、しかも血流を改善させることもできますから育毛剤の相乗効果が期待できるのです。

ただし、頭皮マッサージの方法を間違ってしまうと、かゆみや炎症、脱毛などの原因になってしまいますから、必ず正しい方法で行うことが大切です。

基本的には、指の腹を活用するようにし、決して爪を立てないようにします。

また、優しく丁寧にマッサージするようにして、強く擦らないように頭皮全体を揉みほぐすようにします。

また、揉みほぐすだけではなく、指先で頭皮を掴んで圧迫したり、指の腹で掴むように圧迫したり、トントンと叩くようにマッサージすることも有効です。

毎日のマッサージにこのような方法を取り入れてみるようにしましょう。

育毛剤の効果が出る期間は?

育毛剤を使い始めて、一体どれくらいで効果が出始めるんだろう…。

そのように気になる人も多いのではないでしょうか。

育毛剤には多くの有効成分が含まれているために、毛髪を育てるためには十分期待ができます。

ただし、毛髪に栄養成分を届け、ヘアサイクルに働きかけていくために、ある程度の期間が必要になることも意識しておくことが大切です。

ヘアサイクルとは毛髪の成長のはじまりから、太く長く成長する時期を経て、退縮して抜け落ちるまでのサイクルのことを言います。

このサイクルは毛髪の1本1本が異なっており、抜け落ちていく毛髪は1日に50本から100本程度であると言われます。

抜け落ちた毛根から新たに髪が生えるまでの期間は3か月程度であることも分かっています。

このような長いサイクルがあるために、育毛剤の効果が出始めるのも、少なくとも6か月程度は必要になるかと考えられています。

育毛剤と発毛剤の違いは?併用はできる?

育毛剤は毛髪を育てるために有効な成分が数多く含まれていますが、「発毛剤」と呼ばれる発毛させるために有効な成分が含まれている治療薬も存在します。

そもそも育毛剤と発毛剤は、「育毛のため」「発毛のため」といった、目的の違いがあります。

ただ、どちらも毛髪に対して良いイメージが持てますから、併用してみたいと考える人も多いのではないでしょうか。

しかし、原則として併用することはおすすめできません。

その理由として、「効果がアップする訳ではない」ということが挙げられます。
さらに、「副作用のリスクが高くなる」ということも挙げられます。

そもそも育毛剤と発毛剤の成分は全く異なる作用がありますから、相反する成分によって頭皮環境を悪化させてしまう可能性があります。

頭皮に炎症や乾燥を引き起こして、ハゲや薄毛の原因になってしまうこともありますから、絶対に併用することは避けてください。

どちらを活用すべきか判断に迷う場合には、「毛髪の育てること」が目的なのか、「ハゲを改善する」のが目的なのかを基準にすればいいでしょう。

育毛剤の働きがおすすめできる人は?

育毛剤にはおすすめできる人とできない人がいます。

ハゲがかなり進行していたり、地肌が見えて目立っているような状態で育毛剤を活用しても、効果を感じることはできないでしょう。

育毛剤は、その字の通り、「育毛」を促進させる効果があるものですから、次のような方におすすめできるものです。

  • 最近抜け毛が多くなってきたように感じる
  • 髪のボリュームがなくなってきたように感じる
  • 毛が細くなったと感じる
  • 毛が短くなったと感じる

このように、毛髪の健康が損なわれているような状態であれば、育毛剤の効果が期待できると言えるでしょう。

つまり、ボリュームアップや抜け毛防止のために活用することが適切なのです。

育毛剤の働きで副作用はある?

育毛剤には数多くの有効成分が含まれていますが、成分が体に合わなかった場合には副作用が生じることもあります。

育毛剤の代表的な副作用として、頭皮のかゆみや炎症などのトラブルがあります。

これは、育毛剤に含まれている成分のどれかに頭皮が反応してしまって、副作用を起こしている状態です。

かゆみや炎症、フケ、乾燥など、違和感があった場合にはすぐに中止して、皮膚科に相談するようにしましょう。

またアレルギー反応として、体調不良を生じさせるようなこともあるようです。

動機や発汗、めまい、頭痛、吐き気、性機能の減退、血圧の低下などが主な症状ですが、何か気になることがあった場合には使用を中止することが大切です。

まとめ

育毛剤についての効果について、さまざまな観点からお伝えしました。

育毛剤のことが気になっていても、効果あるのか不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、さまざまな症状に有効な成分が含まれており、効果を実感している人も多いことから期待できるのではないでしょうか。

薄毛や抜け毛の悩みを感じたのであれば、早めに育毛剤を活用することが適切です。

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